光学顕微鏡元素分析システム

光学顕微鏡元素分析システムの画像です

観察能力と化学分析の2システムを1台に統合、前処理不要で元素分析が可能。レーザープラズマ分光機能により観察中の微細構造の化学組成を高速同定可能。測定場所を見つけたら、ワンクリックでLIBS分析を開始できます。

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  • メーカー
    ライカマイクロシステムズ
  • 型式
    DM6 M LIBS

特徴

【レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)】
分析はワンクリックで開始され試料表面上にパルスレーザーが発射されます。
アブレートされた表面の微量試料が遊離電子や励起された原子が高エネルギープラズマ化します。
冷却プロセスの間に原子や励起された電子は特定のピークでの放射光を発しながら基底状態に戻ります。
このプラズマからの放射光は分光器に集められ各ピークを識別することで、化学組成を高速で判別します。
スペクトルはソフトウエア(ライブラリー)で照合され、微小構造の成分が同定されます。
データはユーザーの得た特定材料に関する結果を追加することで拡張できます。

その他

光学顕微鏡元素分析システム

【微小金属異物の検出に新しい選択肢】
混合異物の量と組成を把握するには、ICP発光分光分析法、エネルギー分散型X線分光法、蛍光X線分析法などの分析がありますが、各手法ごとにさまざまな問題がありました。
異物数やサイズの判別が出来ない、リチウムやナトリウムなど軽元素の検出が不可能、試料内部の異物の検出が出来ない、または時間がかかり過ぎるなどが挙げられます。
ライカDM6 M LIBSは、電池材料のセパレータや負極材など、前処理なしでそのまま元素分析可能で、さらに金属異物の数とサイズ・組成・顕微鏡画像を数秒で出力します。
操作法は顕微鏡と同じで、外観検査から化学分析までの一連のワークフローに1台で対応です。
電池容量低下や寿命の短縮、発火原因にもなる微小金属異物の検出可能な新しい選択肢の分析手法です。

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